社員インタビュー

車体も専門性の高さも巨大な
「特殊大型車両」の整備士を目指して
商品物流部
輸送課 整備業務
K.T. | 2020年4月入社
Q
入社を決めた理由を教えてください。
工科高等学校出身です。友人たちの中には自動車整備工場に就職する人も多かったのですが、私は整備士になりたいという気持ちがそんなに強くなかったので、業界をしぼらずに就職活動を行いました。当社のことを知ったのは、高校の先生から当社を勧められて職場見学をしたのがきっかけです。実際に先輩方の働いている様子を見て、設備環境が整っていることと、人間関係も良さそうだと感じて入社を決めました。

Q
入社前後でギャップはありましたか?
当社はしっかりした大企業ということもあって、入社前は真面目な方が多いと思っていました。自分のような何もわからない若手がやっていけるのか不安に感じていましたね。実際は、みなさん気さくな方ばかりだったので拍子抜けしたのを覚えています。上司や先輩方には、一つひとつの業務を丁寧に根気よく教えていただきました。小さな相談事も親身になって聞いてくれて嬉しかったものです。その気持ちに応えたい想いもあり、新人の頃は「自分も早く戦力になりたい」と考えていました。

Q
現在の仕事内容を教えてください。
主に、場内を走るキャリアパレット(以降、CP)車と呼ばれる鉄鋼製品を運ぶための特殊大型輸送車や大型トラックの整備を行っています。1ヶ月毎の定期点検を行いつつ、故障や不具合が生じた時の緊急修理を担当。さまざまな故障がありますが、特に大変だったのがCP車からオイルが大量に漏れて、場内の道路がオイルまみれになってしまった時のこと。道路の真ん中で立ち往生している車両を急いで移動させて、故障原因を調べることからスタート。疑わしい箇所に目星をつけて一つひとつ点検を進めていき、経年劣化による部品の破損が原因だということが判明。みんなで協力しながら修理を実施しました。毎回思うことですが、車両が無事に直った時はホッとしますね。

Q
整備において、普通自動車との違いはありますか?
はい、かなり違います。まず、車体、パーツ、部品の何もかもが、普通自動車よりもはるかに大きくて重いです。たとえばタイヤだと普通車はせいぜい1本10キロ程度ですが、CP車だと150キロ近くあります。ボルトやナットも、びっくりするぐらい大きいんですよ。また、整備工場での作業は車両整備用リフトで車両を持ち上げて行うことが多いと思います。一方、CP車はリフトでは持ち上げられないほど重いので、クレーンで吊り上げて作業を行います。設備も作業工程もかなり特殊だと言えるでしょう。


Q
どんな時にやりがいや自己成長を感じますか?
以前は先輩に教えてもらいながらやっていた作業を一任された時。また、作業スピードが上がった時にもやりがいを感じています。車両は毎回同じ箇所が故障するわけではありません。定期点検や基礎的な修理、交換作業は入社から1年経った頃にできるようになりましたが、さまざまな故障に対応するためつねに新しい技術を学んでいるような環境です。そのため日々、成長を実感しています。特殊車両や大型トラックなどの、一般的にはあまり馴染みのない車両を手がけられるのも面白いと感じています。

Q
普段から心がけていることはありますか?
焦らないことです。新人の頃に先輩から「作業時間かかってもいいから、落ち着いて対応しよう」と言われていました。扱う部品が大きくて重いので、落としてしまったら非常に危険です。作業を任されることが多くなった今でも、焦らず安全第一で取り組むように心がけています。

Q
部署の雰囲気を教えてください。
部署の人数は12名で、3人1組のチームで作業に取り組んでいます。私のチームのリーダーは勤続30年以上のベテラン。何でも知っていてとても頼りになるリーダーです。説明がとても丁寧で、1から細かく教えていただけるので一つひとつの作業をしっかり理解した上で技術を身につけてくることができました。もう一人のメンバーもベテラン社員で、いつもさり気なくフォローしてくれます。二人ともかなり年上ですが、作業中も冗談を言い合いながら明るく楽しくやっているので、年齢差は全く感じていません。みんな酒好きということもあって飲みに行くこともよくありますね。

Q
今後の目標は?
整備士免許を取ることです。当部署のマネージャーが「上司に言われてやるのではなく、自分がやりたいと思った時にチャレンジしよう」という教育方針なのもあって、これまでは作業を覚えることを最優先に取り組んできました。整備に対して自信も備わってきたため、次の1年で資格取得を目指したいと考えています。

Q
学生の方にメッセージをお願いします。
当社の一番気に入っているところは「人の良さ」です。普段から一緒に働いているメンバーもそうですが、他部署の人もみんなフランクな人ばかりです。整備が終わって車両を返却する際にも、「ありがとう!おかげで助かったよー」と感謝の言葉をいただくことも多いので、組織の役に立っていることを実感しながら働けると思いますよ!
