巨大なスケール感や組織の安定性に魅力を感じて入社
当社に入社前は主に製造業に従事していました。前職となる製造工場は7年ほど勤めましたが、次第に給与が入社当時から変わらないことに将来に不安を抱くように。ちょうどその頃、結婚を意識するようになっていたのですが、「このままではとてもじゃないけど家庭を持てない」と思い至り転職を決意しました。前職を退職後、職業訓練校に通ってクレーンの資格を取得。物流会社を中心に多くの会社を検討しましたが、その中でも当社の給与水準や待遇の手厚さは抜群でしたね。また、製造業を経験してきた私にとっては、荷役となる鉄鋼は溶剤などの化学物質の影響を受けないことも嬉しいポイントでした。加えて、職場見学の際に巨大な船や特殊車両、薄板が保管されている倉庫に圧倒され、自分もこうしたスケールの大きな仕事をしたいと思ったのも決め手の一つ。組織の安定性という観点から見てもここなら間違いないと思い、入社を決めました。
安全第一を徹底する風土の中、自分のペースで一歩ずつ成長
私が所属する基地陸運部は、製鉄所で作られた鉄鋼製品を顧客に届けるための場外輸送を担っています。入社して半年ほどは教育係の先輩のもとで実践を通して実務を学んでいきました。マンツーマンで優しく教えてくださったので、困ったり辛くなったりすることもなく自分のペースで仕事を習得していくことができました。「こんなに手厚く教えてもらえるなんて!」と驚いたほどです。一方で、意外と難しいと感じたのが「安全第一の厳守」でした。先輩方の作業スピードが速いので、ついつい自分もスピードを優先して安全確認がおざなりになりそうなシーンが時々あったんです。そんな時にも、教育係の先輩が「焦らなくて大丈夫。安全第一でいこう」と言ってくれたので、いつも気持ちに余裕を持って取り組めたと感じています。そのおかげで、今では安全は全てに優先されるという意識と姿勢をしっかりと身につけることができました。現在は独り立ちし、テレコンクレーンという無線で遠隔操作するクレーンの操作やフォークリフトを運転し「薄板」の入出庫作業、開梱・検品作業などに従事。トラック配車計画の立案や調整、管理、グループ会社や協力会社との運営関係の連携なども行っています。

難しさと面白さを持つテレコンクレーン。焦らずに操作することが肝要
テレコンクレーンの操作は、クレーンの資格を持っていても一朝一夕で身につくものではありません。天井に付いているクレーンを下から見上げながら遠隔で操作するので、経験や勘がモノを言う世界です。テレコンクレーンの魅力は、色々なところに動き回る移動式クレーンと違って、毎回おなじ場所で作業できること。「このクレーンはここで止める」というように目安を付けやすいんです。慣れてくるとスムーズに作業を行えるのはテレコンクレーンならでは。操作テクニックを磨いていくことに面白さを感じています。
一日のスケジュールは日によって大きく変わります。船の入港がある日は忙しいですし、ない日は作業量が少なめです。仕事をする上で心がけているのは、忙しい時ほど落ち着いて作業を行うということ。たとえば以前、こんなことがありました。テレコン操作を誤って進行方向とは逆に入れてしまったんです。内心では「まずい!!」と焦ったのですが、落ち着くように自分に言い聞かせて冷静に対処したことで事なきを得ました。こうした経験を通して、どんな時でも冷静さを失わないということは、安全性という観点から見ても非常に大切なことだと考えています。おかげで、入社から今日まで事故や災害がなく安心して仕事ができています。
仕事の姿勢をしっかりと見てくれる上司がいることがモチベーションアップにつながる
当社には、「それイイね賞」という表彰制度があります。各部門の上長がメンバーの行動をGoodだと感じた際に表彰するもの。ちょっとした賞品などもあり、私たちメンバーにとってはモチベーションアップにつながっている制度の一つです。実は私も先日この賞をいただきました。私は前職の名残で、誰もいなくてもつねに「指差し呼称確認」を行っています。その様子をたまたま上司が見ていたようでイイね賞をいただきました。褒められるためにやっていることではありませんでしたが、こうしてメンバー一人ひとりの取り組みをしっかりみてくれていることに感激したものです。これからも、安全第一を徹底しながらクレーンの技術を磨き、ゆくゆくは「◯◯に任せておけば安心だ」と言ってもらえるような存在に成長したいと考えています。
当社に入社し、働きやすさという点でも大きく好転しました。倉庫作業なので寒暖の影響はありますが、空調服や防寒着、夏季のドリンク支給があることや、シャワー室完備なのでリフレッシュしてから帰宅できることも気に入っています。また、年休の取得がしやすいため、仕事とプライベートをしっかり両立できるようになりました。当社なら、腰を据えて末長く活躍していけると確信しています。